諏訪神社由緒
延暦年間(782-806)までに御殿山に山神を祀ったのが始まりとされており、文治年間(1185‐1190)に源頼朝が平泉の藤原泰衡を討伐された際、必勝祈願をしたことから社殿を造営・建御名方神を祀り諏訪社と改称しました。その後、国分氏が一帯を配下とし、康正3年(1457)に社殿を現在の地に遷座しました。支配下が伊達家に移ってからも社殿を複数にわたって建替え、現在の社殿は宝永2年(1705)完工と推定されており、覆屋で保護されております。当社は昭和38年7月2日宮城県指定有形文化財に指定されました。
御祭神
主祭神 建御名方神
中宮 白幡(しらはた)大神
左宮 黒鳩(くろばと)大神
右宮 禰渡(ねわたり)大神
国分一宮
当神社が国分一宮(こくぶんいちのみや)を敬称として用いている理由は、鎌倉時代以降、国分氏という一族が宮城県の広い地域を支配しており、その国分氏配下の総鎮守(一宮)であったためです。伊達政宗公の支配となっても国分一宮を敬称として使い続けており、現在に至っております。
修験寺と諏訪夢想大明神
明治以前、境内には寺院があり、慶長年中(1596-1615)迄は諏訪神社の禰宜が勤めていました。その後、元和9年(1623)宮之坊長永から修験寺となり別当を勤めました。寛永年間(1624‐1644)長永の夢の中で、
「世を長く保つ心は政宗の世界しづかに住吉の松」
という和歌を得て、伊達政宗公に献上したところ大変お喜びになり、「諏訪夢想大明神」と題せる扁額を賜りました。その後も龍泉寺と名前を変えながら、本尊を不動明王として修験寺の役割を担ってきました。現在も境内に祀られており、毎年6月に朝日山不動明王祭を斎行しております。
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